子ども達の間で大ブームのLINE(ライン)、その利用者数は、2014年4月に世界で4億人を超えました。日本では5,000万人超と言われております。

■http://official-blog.line.me/ja/archives/1001168643.html
「LINEをやりたいからスマートフォンを買って!」と子供に言われる、保護者の方も多いのではないでしょうか。
すっかりメールに取って代わった様子のLINEですが、そもそも
「LINE」はどういうものなのでしょう?
メールとは何が違うのでしょう? 改めて考えてみました。

また、10代の女の子への街頭インタビューでは、何人もの子が「メールよりLINEの方が感情がそのまま出る」と話しています。 LINEのトーク画面は、会話の吹き出しのようになっており、短文スピード感のあるやり取りが好まれます。
さらに、文字を打つより早いスタンプ送信で、豊かな感情表現をしているように見えます。 ただ、そのスピード感ゆえに、負の感情もストレートに出やすいのです。
メールを送る時、送信前に一瞬「いや、この言葉は適切じゃないな。違う表現にしよう」と書き直した経験はありませんか?
実は、その一瞬の立ち止まりが非常に重要なのですが、スピード感のあるLINEではそれが見逃されやすいのです。
一瞬の立ち止まりがないために、相手を思いやるステップが省かれ、負の感情そのものをぶつけてしまう。そこから思いがけずケンカになったり、大きな事件に発展したりしております。

子どもは経験が浅いことから、イメージする力が大人より弱いといえます。 まして、自己形成がされていない子どもに「ネットの中でも上手にコミュニケーションしなければならない」と口で教えても、本当の理解に結びつかないのが現状です。
「ネットの中だと本音が言える」
という子どもの声に耳を傾けた時、LINEは、気軽で、便利で、
反応が早くて、楽しい場であることがすぐわかります。
大人にとってもそれは同じではないでしょうか。
LINEを使いこなす大人も増えています。

忘れていけないのは、メールのときに経験した「一瞬の立ち止まり」です。 「これを送っていいのかな?」「投稿していいのかな?」の気持ちを持つことです。
それはメールであっても、LINEであっても同じであって欲しいと思います。