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「スマホを海に投げ捨てたい!」と言った少年

子ども達がスマートフォン(以下、スマホ)に夢中になる中、実は逆を行く話題もあります。そんな事例をご紹介します。題して「スマホをやめたという少年」です。

中学生になり、ようやく買ってもらったスマホ。友達とLINEで繋がるのが楽しくて、深夜までいじっているので怒られたほど熱中していたそれを、「海に投げ捨てたかった」というくらい嫌になった少年がいます。

 


その理由は、「友達が勝手にいじるから・・・」肌身離さず持ち歩いていたスマホですが、サッカーをするときには

カバンに入れてグランド脇に置きました。

ファストフードでおしゃべり中にトイレに立つ時、スマホを置いて行きました。その隙に、周囲にいた仲間が

勝手にそのスマホを手にし見るそうです。

すごいのは、ロックを簡単に外してしまうということ。子どもってさすが。「やつならこうだろう・・・」と予測して当ててしまいます。 遠くから盗み見みて、何度か試せば外せてしまう。対応策として幾度となくロックパターンを変えていると、今度は自分が忘れてしまうので、 少年も安易なパスワードにしてしまいます。

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何度も何度も勝手にいじられるようになり、喧嘩もたえなかったそうです。 ことはエスカレートし、調子に乗った仲間達は、なり済ましのメールやLINEを彼の友達に送りはじめ・・・。 もうあとは大人であっても、子ども達の間で何が

起こったか想像できるでしょう。

 

彼はスマホをやめました。

しかし、、、親のスマホでLINEをやっています。繋がりだけは切りたくなかった。 いや、もはや切れない状態が今の少年達なのかもしれません。

そんなことがあちこちであるというのです。少年がからかわれやすいのでしょうか? そうではありません。子ども達(特に男子)の間では、よくあること・・・。

かつて息子の友達が数名集まったとき、みんなでスマホを回して、互いの設定やダウンロードしたアプリは何があるかを見ていました。設定も「こうするといいんだよ」と、友達のスマホであるにもかかわらず、どんどん変えています。そのときは、「スマホの扱い方を知っている」事が「すごい! 格好いい!」という雰囲気でした。

 


ただ、あまりにも安易に他人に渡している姿を見て、今後どうなるのかなと思っていたら、2年後にこうです。

でもこれは、私たち親も何も言わなかったことも原因の一つかもしれません。

テーブルに置いてある個人の携帯電話を、スマホを、子どもが勝手にさわって遊び出すことを、生活のなかで「普通のこと」にしてしまえば、どこに行っても同じことをすると予測はつきます。 親のスマホだけではありません、おじいちゃんおばあちゃんの携帯電話、親戚のおうちに行った時、お友達のおうちに行った時、勝手にさわり出す我が子を止めていますか? 

 

スマホには個人情報がたくさん入っています。アカウントやIDやパスワードも、お金が入っていることも、人間関係もです。ゲームをやらせるから渡すとしてもこれがスマホだから渡せてしまうのかもしれません。

 

ゲームに預金通帳がはりついていたら、ゲームに封書の手紙がはりついていたら、安易に「ほら、ゲームで遊んでいいよ」とは渡せないでしょう。 でも実際のスマホには、形のない通帳に近いデータや手紙やいろんなものがついています。 見ようと思えばすぐに見れます。その意識が大人にも子どもにもあるでしょうか? 

幼児の頃から、「野放しで」親のスマホをさわらせる習慣がつけば、小・中学生、大人になっても他人のものを勝手にさわるでしょう。 よそのおうちに行ったとき、勝手にパソコンの電源をつけてまで見ることはなくても、そこに置いてあるスマホならさらっと手に取るかもしれません。

 

こんな話もあります。親戚の子どもに「どんなアプリ入れてるの?」と、勝手にスマホを開かれた女性は、「ごめん、これは大切なものだから返してね。」と伝えました。

すると「なんで??」と言われ、「いいもーん、ママのスマホで遊ぶから」と・・・・  ケチと思われ嫌われてしまったそうです。

 

ケータイ電話やスマホに関しても、他人のものと自分のものの管理の仕方をしっかり教えなければなりません。それが例え家族であってもです。 

そこをまだまだ親が意識できていない現状があるのは、否めません。その意識のなさが、スマホを「遊び道具」として子どもに渡す、買い与えるまでは「共有」というスタイルにつながってきます。

 

そのままにすると、スマホを海に捨てたくなった少年がまた一人、二人と増えるかもしれません。

個人情報やプライバシーの管理について、おうちで話してみましょう。 そして、ご家庭なりのルールをぜひ作って頂きたいと思います。

■■■ コラム提供 ■■■

 

親子スマイルネット 鵜飼 絵美 

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