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「メモで気持ちを伝える」親子コミュニケーション

現代は、共稼ぎ家庭・母子家庭・父子家庭が増えてきています。 専業主婦の方でも、パートやPTAなどの活動や、趣味などに 打ち込んでいる方も多いと思います。

またお子様も、学校・クラブ・習い事・塾、あるいは友人との付き合いなどで、忙しい生活をしています。

昔の家庭では一般的だった、家族が一緒に過ごし、食卓を囲み、団らんを共に楽しむ、 


そんな生活の中から生まれる、たわいない会話を交わす大切な時間でしたが今の社会では、そういったゆとりある生活がしにくくなってきているようです。

 

経済事情で長時間働く親が増えている事もあり、どんどん家族が共に過ごす時間は減って来ているようです。

 

共に過ごす時間が少ないと、どうしても気持ちのすれ違いが生じたり、大人の思いを十分に子どもに伝える事ができず、子どもは寂しさを感じる事もあるかもしれません。

しかし、気持ちを伝えるのは時間の長さに比例しません。

 

一緒に過ごす時間が短くても、その時間を大切にし、子どもの思いをしっかりと抱き取ろうという思いで過ごせば、子どもとの良い関係は築けるはずです。

 


たとえ、時間がなくても思いを文字にして伝える事ができます。手書きのメモや交換日記など・・・

 

かえって、面と向かっては言いにくい思いを、素直に正直に伝える事ができるという利点もあります。

 たわいのない出来事でもいい、照れくさくて言えない

「ごめんね」 「ありがとう」

といった気持ちや、何も特別な事を書く必要はありません。

大切なのは、スキンシップと同様、

<愛しているよ> <大事に思っているよ> <いつもそばにいるよ> という、思いを伝える事です。

 

一緒にいる時間が少なくても親が書いた直筆の文字を見て、子どもは親の思いを感じ、身近に親を感じて心温まるはずです

 

だが、もしメモなどを残しても、子どもがすぐに反応するとは限りません。たとえ、思いをつづった交換日記を渡しても、

何も書かない事もあるでしょう。

 それでも、がっかりして止めたりせず、そこに親の思い

 

子どもの気持ちを理解したい

受け止めたいという心があれば、子どもは読

まないふりをしても、きっと読んでいます。

 

 


子どもと心を通い合わせるには、顔を合わせては云えなかった思いを正直に綴り、気持ちを伝える事を続けていると、いずれお互いの気持ちが変わってくるでしょう。

 

みんなが忙しいこの時代、携帯メールではなく、1日たった一言、たった一枚の直筆メモで気持ちを伝えたいですね。